こんばんは。もしくはこんにちは。メカニックの山崎です。
八月も後半に入りましたがまだまだ暑い日が続きますね。
そして、そろそろやってくるのが台風です。
来週あたりにも大型台風が二つやってくるみたいですね。
そんな台風の季節がやってくると増えるのが冠水によるトラブルです。
なかでも冠水路走行によるトラブルが多くあります。
エンジンに水が入ることはそうそうないのですが、ミッションに限っては割と簡単に水が浸入してきます。
というのも、オートマチックトランスミッションにはブリーダープラグと呼ばれるエア抜きの穴が上部に空いています。普段はエアを抜いているのですが、ここまで水が到達すると逆に水が浸入してしまいます。
さらにオートマチックトランスミッション前部は、ほぼ垂直になっており、例えミッションの下側しか水に浸かっていなくても走っているうちに波のように高さが増してきて、ミッション上部に到達してしまいます。
もしミッション内部に水が入ってしまった場合はその水を完全に除去しなければならないのですが、オートマチックミッションの構造上、簡単には抜けてくれません。また、最悪の場合ミッションごと交換になるケースも無きにしも非ずです。
やはり、車のことを考えると冠水路には入らないのが一番ですね。
15cm程度の深さでも先ほどのようなトラブルになる場合もあります。
もし、万が一深さの分からない冠水路に遭遇してしまった場合は、なるべくゆっくりと進んでいき、10cm以上になっているようならそのままゆっくりと引き返してください。
台風やゲリラ豪雨でこれからそういった箇所も増えるかもしれませんが、冠水した道路には入らないようにしてください。